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コーシーの積分公式

複素積分、正則関数、コーシーの積分定理

正則関数の閉曲線内部での値を、閉曲線上の積分によって表す公式である。

19世紀の複素解析の形成において、コーシーの積分定理から導かれ、正則関数の強い性質を示す中心的公式となった。

DD を単連結領域、CCDD 内の正の向きの単純閉曲線、ffDD 上の正則関数とする。このとき CC の内部の点 α\alpha に対して、

f(α)=12πiCf(z)zαdz.f(\alpha)=\dfrac1{2\pi\i}\doint_C\dfrac{f(z)}{z-\alpha}\dd z.

この公式は、CC の内部の値 f(α)f(\alpha) が境界 CC 上の値によって決定されることを意味する。

f(z)=1f(z)=1 なら積分は 2πi2\pi\i となり公式と一致する。α\alphaCC の外部にある場合には同じ形で f(α)f(\alpha) を与えない。

高階導関数の積分表示、解析性、リウヴィルの定理、留数定理。

単位円 CC に対して Cezzdz\doint_C\frac{e^z}{z}\dd z を求めよ。