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定義:アフィン空間

公理1 任意の aVna \in V^n に対して、写像 fa ⁣:XXf_a \colon X \to X が定まる。

公理2 任意の P,QXP,Q \in X に対して、

fx(a)=b\qquad f_x(a)=b

となる平行移動 faf_a がただ一つ存在する。

公理3 任意の a,bVna,b \in V^n に対して、

fa+b=fbfa\qquad f_{a+b}=f_b \circ f_a

が成り立つ。

fx(a)=a+xf_x(a)=a+x

定義:アフィン空間

集合 AA と体 KK 上の nn-次元ベクトル空間 VV の組 (A,V)(A,V)KK 上の nn-次元アフィン空間であるとは、次の 33 条件が成り立つときにいう。

  1. 任意の P,aVP \A, a \in V に対し、
PQ=\vba\vector{PQ} = \vb{a}

を満たす QAQ \in A はただ一つ存在する。これを Q=Ta(P)Q=T_a(P) あるいは Q=P+\vbaQ=P+\vb a と記し、\vba\vb a が定める写像 Ta ⁣:AAT_a \colon A \to A\vba\vb a の定める平行移動という。

  1. 任意の a,bVa,b \in V に対し、
T\vbbT\vba=T\vba+\vbbT_{\vb b} \circ T_{\vb a} = T_{\vb a+\vb b}

が成り立つ。すなわち、任意の点 PAP \in A に対し、

(P+a)+b=P+(a+b)(P+a)+b=P+(a+b)

が成り立つ。

  1. AA の任意の二点 P,QP,Q の組 (P,Q)(P,Q) に対し、Q=P+aQ=P+a を満たす aVa \in V がただ一つ定まる。これを
\vba=PQ\vb{a}=\vector{PQ}

と表す。これを(Q=P+aQ=P+a が成り立つことを示唆して)a=QPa=Q-P と表すこともある。

このとき、AA をアフィン空間 (A,V)(A,V) の台集合とよび、VV を付随するベクトル空間、随伴ベクトル空間、同伴なベクトル空間などとよび、V=V(A)V=V(A) あるいは V=Vect(A)V=\operatorname{Vect}(A) などと表す。